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SHÍ-ZENについて

近代の工業主義社会が始まるまでの世界は、無電環境下での暮らしや家電品の無い中での日常が普通のことでした。
急速に発達した工業主義社会は、私達の暮らしを利便性の高い豊かなものにしましたが、一方で多くの環境問題や社会問題を生み出しつつあります。私達にとって本来、自然で豊かな暮らしとは、一体どのような状態を指すものなのでしょう。
私たちは2016年からIoTの技術進化に貢献するセンシングデザインやテクノロジーの研究開発に携わってきました。電気のない環境で利用する目的で研究開発を続けてきた微生物燃料発電の研究の過程で、超小集電 -Micro Power Collection-(MPC)の技術を発見しました。MPCは海洋水や河川水、雨水や土壌といった私達を取り巻く自然環境を構成する物質を介して小さな電気を収集する技術です。この技術を暮らしの中で上手に利用して、環境に負荷をかけにくい未来の暮らしを訴求するためのテーマを「SHÍ-ZEN」と名付けました。

MPC とOFF-GRID

MPCの技術は、身近な自然や暮らしの中から必要な電力を得る事を目的として開発されました。私達の暮らしに欠かせないアイテムは、電力無しには機能しないものが数多く存在します。電力が足りない状況は災害時や辺境地をはじめとしたOFF-GRIDの環境下において、より明確な社会課題として表出します。MPCはOFF-GRIDの時間や空間を支援する目的で新たなエネルギー産業として、社会に貢献する事を目指します。

5 FUTURE LIFE

OFF-GRID環境下へ電力を供給する 「POWER EXTENDER」 、地球に寄り添う環境照明の「ILLUMINATION」、スタンドアロンでの情報収集を行う「SENSING」、人工衛星を駆使した情報伝達の「SPACE」、超小電力による生体情報取得の「MEDICAL」。現在、SHÍ-ZENは5つのFUTURE LIFE に向けた開発を進めています。